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種類によって変わる飼育環境

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リクガメ道具リクガメの飼育環境を整えるうえで気をつけなければいかないことがリクガメの種類によって好む環境が違うということです。同じリクガメの仲間といえども自然界において、その生息域は広範囲に渡りそれぞれの種によって好む温度や湿度には大きな違いがあります。

飼育グッツの設置が完了したら飼育するリクガメの好む環境に合わせて飼育ケージ内の環境を整えていきましょう。


リクガメの飼育環境は大きくわけると3つに分類され、乾燥タイプ、やや乾燥タイプ、多湿タイプになります。これから飼育しようとしているリクガメ、もしくはご自身が購入したいと考えているリクガメがどのタイプの環境を好むのかを確認したうえで適正な飼育環境を整えてあげましょう。

乾燥タイプのリクガメにはアフリカのサバンナのような乾燥した場所に棲息するタイプのリクガメが属し、ケヅメリクガメやヒョウモンガメなどが分類されます。

やや乾燥タイプにはギリシャリクガメ、ヘルマンリクガメ、ホルスフィールドリクガメ、フチゾリリクガメ、パンケーキガメなどが属し、一番日本の気候に近い環境を好むリクガメとされています。

そのためこのタイプの環境を好むリクガメは初心者にも飼育しやすいものが多く、環境の維持も他のタイプに比べると容易でしょう。

最後に残る多湿タイプの環境とは熱帯雨林や森林を好んで住処にしているカメたちの好む環境ですので湿度を高めに維持することになります。

それではこれらの環境を維持するにあたってどのように管理をしていけばいいのか具体的に見ていきましょう。

乾燥タイプの飼育環境

乾燥タイプのリクガメは湿度40%~50%の乾燥した環境を好みますので床材はこまめに掃除をして湿らないように管理するほか、夏場の温度管理には気を付けたいものです。

ただ乾燥した環境を好むと言っても日本の冬場など極端に湿度が低い時期には逆に床材を少し湿らせるなどして湿度を調整してあげる必要があります。

乾燥した場所に生息するタイプのケヅメリクガメやヒョウモンガメは多湿に弱く、蒸れた飼育環境では体調を崩しやすくなりますので梅雨時や夏場などの湿度が高い時期にはファンなどを回すなどして湿気がこもらないようにしましょう。

床材には吸水性の強い赤玉土などが最適です。また成長したカメになると排尿の量も多くなりますので排尿が確認できたときは湿ったままにせずにこまめに掃除するようにしましょう。

ケヅメリクガメもヒョウモンガメも環境温度は高めを好み、ホットスポットは40℃、湿度は40%~50%に保つようにしましょう。

やや乾燥タイプの飼育環境

やや乾燥タイプのリクガメは湿度40%~60%と先ほどの乾燥した環境を好むリクガメよりも適応範囲が広くなっています。

また温度管理に対しても梅雨明けから秋口まではあまり気を使う必要がないのも適応範囲が広く飼育しやすい点と言えるでしょう。

ただ、冬場の温度低下には弱い面がありますのでケージ内の温度が下がり過ぎないように注意が必要です。

チチュウカイリクガメ属をはじめとする多くのリクガメがこのタイプの環境を好みます。

このタイプに属するリクガメは一般的に日光浴の要求量が多く、運動量も多いので夏の日中などは屋外に出してあげてのびのびと日光浴をさせてあげるのもいいでしょう。

屋外に出すのが難しい場合にはホットスポットの温度を38℃に設定し、十分に体を温められるようにしましょう。一時的にケージごと日光の当たる場所に移動させるのも一つの手かもしれません。

飼育条件としては日中温度は26℃~30℃、夜は26℃以上を保ち、湿度は40%~60%を保てるようにしましょう。

床材は万能なヤシガラがベストで乾燥し過ぎ、湿気過ぎどちらも苦手ですのでその点には最新の注意を払うようにしましょう。

多湿タイプの飼育環境

多湿環境を好むリクガメは湿度50%~80%の環境下で飼育することが望ましくさらに最低温度も高めに設定します。

特に多湿環境を好むリクガメのベビーは湿度をより高く保つ必要があります。また水容器は大きめのものを用意してカメが好きな時に水に浸かれるようにしておきましょう。

このタイプは多湿を好みますが多湿を好むからとはいえケージ内が蒸れ続けるのはリクガメの健康を維持するうえではよいことではありません。

特に狭いケージ内は通気性が悪いので蒸れやすく、細菌の温床になったり、汚れや匂いが溜まったりしてカメが体調を崩す原因になりやすいので適度な多湿環境維持しながらも清潔に管理しましょう。

日中温度は種類によって多少異なりますが最低温度が下がり過ぎると死に至る場合もあるので十分注意しましょう。

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