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カメの病気と健康管理

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飼育環境と病気の関係

カメカメが病気になる原因の多くは飼育環境とエサに関係があります。カメは病気になると治療できない事も多いので病気にならないように日頃から注意することが大切です。

普段の飼育で注意するべき点を挙げてみましょう。


温度と湿度

カメは変温動物ですので自分で体温調節することができません。その為周囲の温度によって体温が変化するので活動に適した範囲の温度で飼育することがとても重要です。

種類により多少好む温度は違いますが活動に適した温度から大幅に外れた温度になると活性が低下し、代謝や免疫機能も低下します。

免疫機能や代謝が低下すればおのずと病気にもかかり易くなります。また完全陸棲種では湿度も重要な管理項目となり、湿度が低下すると膀胱結石や食滞が起こり易くなります。

照明

カメが健康に生活する為には適度な紫外線が欠かせません。室内で紫外線が当たらない環境で長い間飼育されているとやはり健康を保つことが出来ずに病気になる事もあります。

水質

半水棲種や水棲種は多くの時間を水の中で過ごしますので排泄物やエサの食べ残しなどで水質が悪化するとやはり病気を引き起こす原因になります。またあまりにも水が汚いと飲むことができずに脱水症状を起こす事もあります。

エサ

カメは種類によって食性が異なる上に自然界では様々なエサをバランスよく食べていますので一種類のエサに偏らないように栄養バランスを考えていろいろなエサを与えるとことが健康を保つ秘訣でもあります。

逆に考えると栄養の偏りは様々な病気を引き起こす原因でもあることはご理解頂けるのではないでしょうか。

飼育容器の広さ

カメは自然界では広いスペースを自由に移動して生活しています。狭い環境で飼育されていると筋肉や骨格が正常に生育できないばかりではなく、運動不足によるストレスを感じて食欲不振などになることがあります。

このようにカメが病気になる原因は様々ですがカメは体調を崩していてもじっと静かにしていることが多いのでなかなか気がつきにくいこともあります。

逆に言えば具合が悪そうにしているときはかなり症状が悪化してしまっている可能性もあるのです。

それではカメの病気にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

ビタミンA欠乏症

ビタミンA欠乏症は古いエサやレタスなどの淡色野菜ばかり与えていることなどが原因とされている病気で半水棲種の子ガメに多い病気です。この病気にかかると目が腫れてしまったりくしゃみや鼻水などの呼吸器症状が見られます。

ビタミンA欠乏症の治療にはビタミンAを含む緑黄色野菜の給餌やビタミン剤の投与が効果的で普段からの栄養バランスを考えることで予防することができます。

代謝性骨疾患

代謝性骨疾患は完全陸棲種の子ガメに多い病気で甲羅の硬質化に障害が起こり甲羅の成長不良、軟化、変形が現れるようになります。

原因は紫外線不足やビタミンD不足、カルシウムとリンのバランスが悪いことなどが挙げられます。

代謝性骨疾患の治療には紫外線をしっかり浴びさせることが大切ですので太陽光または紫外線ランプや蛍光管を設置して甲羅干しをさせてあげましょう。

またビタミンDやカルシウムなどの摂取も必要不可欠ですので餌の見直しやビタミン剤の投与などを行うと良いでしょう。

細菌性肺炎

呼吸が早くなったり、口を開けたまま呼吸をしている、傾いて泳ぐ、水中に潜りたがらないなどの症状が見られたら細菌性肺炎の可能性があります。

細菌性肺炎の原因としては温度管理や水温管理が適切でなかった場合のほか、栄養バランスが悪かったり様々なストレスが溜まった時などが考えられます。

予防に対しては各種に適した温度管理や水温管理が重要でできるだけストレスを与えない環境での飼育が重要です。

中耳炎

カメの中耳炎は水棲種や半水棲種に多い病気で主な原因は水質悪化による細菌感染です。片側もしくは両側の鼓膜が隆起しますが多くの場合、活動や食欲の低下は見られません。

中耳炎の治療には内科治療では改善しない場合が多い為、外科的に鼓膜切開を行い膿を出させる必要があります。

予防には適切な水換えによる水質悪化の予防が重要とされています。

その他にも食滞や内部寄生虫、膀胱結石、皮膚炎、甲羅の損傷、熱射病などあまり知られていませんがカメには様々な病気にかかる可能性があるのです。

ただそれらの病気のほとんどは飼育者の管理能力次第で防ぐことのできる病気でもありますので日頃から細かい点に気をつけながらカメを病気にさせないように心がけましょう。

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