カメの生態と飼育に必要なもの カメの飼い方.com

カメの生態と飼育に必要なもの

カメの生態と飼育に必要なもの

カメの飼い方.com>>カメの飼育と世話>>カメの生態と飼育に必要なもの

カメの生態

カメ日本でもまだまだ自然の多い地域ではペットショップに行かなくとも近所の沼や池でカメの姿を見ることができます。そんな自然界におけるカメの生態を池のクサガメを例に見ていきましょう。

カメは基本的に昼行性で昼間はエサを探したり、日光浴で体を乾かしたり、温めたりしています。


活動する季節は春から秋の間で冬場は土や落ち葉、池の底の泥に潜って冬眠します。冬眠中は体の代謝を極端に落とすことでエサを食べなくても済むようになっています。

そして春になると冬眠から覚め、地上に出てくるのです。因みに冬眠をするのは温帯に棲息する種類のカメで亜熱帯や熱帯に棲息するカメは冬眠はしません。

春に冬眠から覚めると繁殖期を迎え、交尾が終わると1ヶ月程で産卵が行われます。産卵から3ヶ月ほどで卵はかえり新しく生まれた子ガメたちの生活が始まります。

カメを飼育する上では出来るだけ自然の環境を再現することが理想ですが冬眠に関しては繁殖を考えるのでなければさせる必要はありません。むしろ失敗のリスクを考えると冬眠をさせない方が良いと言えるでしょう。

カメの飼育

カメはケージに入れて室内で飼育する方法がお勧めです。種類によっては屋外飼育も可能ですが先に述べたように冬眠のリスクを避ける為の温度管理や夏場の高温、野良猫やカラスに襲われるリスクなどを、考慮するとやはり室内での飼育の方が管理はし易いでしょう。

ケージ・水槽

カメを飼育するにあたってまずはケージを選びます。陸棲種も水棲種も水槽が一般的ですが水槽以外にもタライやコンテナボックス、プラケースなどを利用する事もできます。ただしいずれの場合も水が漏れたり、割れたりしないよう丈夫でしっかりとしたものを選びましょう。

最近ではカメ飼育に適した専用の水槽も販売されていますのでそのようなものを利用するといいでしょう。

水棲種の場合はカメが小さいうちはメンテナンスのし易さを考慮してプラケースやコンテナボックスのような取り扱いが容易なものを使うといいですがリクガメの場合は最初から大きめのケージで飼い始める方がいいかもしれません。

床材(リクガメ・陸棲種)

乾燥を好む種類のカメには砂や赤玉土、湿気を好む種類のカメにはヤシガラや腐葉土を敷きます。消臭効果のある専用の床材なども販売されていますのでそのようなものを使うとさらにいいでしょう。床材は基本的に汚れたらその部分だけ捨てて新しいものを補充するようにします。

陸地(水棲種・半水棲種)

陸地の広さはカメの体全体が水から出る位のスペースが必要となります。水中からカメが上がりやすいように表面がザラザラしたものにしましょう。陸地も浮島タイプのものなどカメ専用のものが市販されていますのでそれらを使うのもいいでしょう。

エサ・水容器

床材とエサが混じってしまわないようにするためにもエサ容器は必要となります。カメが出入りし易いように浅いものを選ぶようにしましょう。また水入れはひっくり返さないように安定感のあるものを選びましょう。

保温用設備

熱帯魚飼育などでは当たり前のように用いられるヒーターですがカメの飼育に対しては忘れられがちな存在でもあるのが保温用設備です。水棲種の場合は水温が20℃を超えるような時期であれば加温する必要はありませんが20℃を下回るようであれば水中ヒーターで水を温めてあげる必要があります。

特に熱帯産のカメは寒さに弱いので注意が必要です。また温帯産のカメでも幼体のうちは高めの水温で飼育した方が体調を崩しにくく元気に育てる事が出来ます。

水中ヒーターは熱帯魚用のものをそのまま利用できますのでケージの大きさに応じて適切なワット数のものを選ぶようにしましょう。

なお、水中ヒーターにカメが触れてしまうと火傷する恐れがありますのでヒーターカバーをつけるようにしましょう。

水中ヒーターには予め設定された水温を自動的にキープするオートタイプと自分で設定温度を変更できる温度調整タイプがありますがオートタイプのものは水量によって設定温度に届かない事もありますので温度調整タイプがお勧めです。

温度計と湿度計

適切な温度が保たれているかを確認するためにも温度計は必要不可欠です。温度計には様々なタイプのものがありますがデジタルタイプのものが見やすく便利な上に最高温度と最低温度を記録できるものもありますので1日の温度変化を確認する事もできます。なお、リクガメを飼育する場合には温度計の他に湿度計も設置しましょう。

リクガメはケージ全体を暖める

水棲種は水中ヒーターを使用すればカメの好む水温がキープできますが陸棲種の場合はケージ内の空気を暖めることでケージ全体の温度管理をする必要があります。

ケージ内の空気を暖めるには光を出さずに熱だけを放出する保温用の電球を使用します。これでケージ全体を暖めたらカメの腹部も冷えないようにプレート型ヒーターを使って底面からも暖めるようにします。

保温用電球やプレート型ヒーターは爬虫類専用のものが市販されていますのでそれぞれのケージの大きさにあったものを選ぶと良いでしょう。

保温用ヒーターはいずれもワット数が大きくなる程放出する熱量が多くなります。プレート型ヒーターの多くは設定温度を保つ機能が付いていますが電球型には付いていないものが多いので温度の上がり過ぎに注意しましょう。

カメ飼育に必要な設備をしっかり整えてもその設備を置く環境や日常の管理を怠ってはカメを元気に育てる事は出来ません。

よって必要なものがわかったところでケージを置く環境と日常管理について見ていきましょう。

前の記事>>カメの飼育と世話
次の記事>>ケージを置く環境と日常管理



関連記事

  • ケージを置く環境と日常管理

    室内でカメを飼育する場合にはケージをどこに置くかもしっかり検討しなければなりません。部屋の作りやスペースなどからある程度ケージの置き場所は限定>>続きを読む

  • 紫外線照射と日光浴の重要性

    池や沼などでカメが気持ちよさそうに日光浴をしている姿はよく見られますがカメの仲間はスッポンモドキなど一部の種類を除き日光浴を頻繁に行います。>>続きを読む

  • 夏場と冬場のカメの世話

    温かい季節になりケージをベランダなどの日当たりの良い場所に置くとカメは喜んで日光浴をしますので温帯のカメでしたら梅雨明けから秋口までは屋外で飼育>>続きを読む

  • カメのエサと与え方

    カメが元気にエサを食べる姿を見るのは飼い主として幸せな瞬間です。そんなカメがどのようなものを好んで食べるのかカメの食性について考えていきましょう>>続きを読む

  • 飼育容器の掃除の仕方

    自然環境下に棲息しているカメでしたら排泄物や食べ残しがあったとしても自然の浄化能力によって分解され、環境に蓄積されることはありませんが限られたス>>続きを読む

  • カメの冬眠と休眠のさせ方

    カメの仲間には気温が下がったり、逆に高くなり過ぎると体の代謝を下げて休眠して過ごす種類がいます。ここではカメの休眠の理由や必要性について考えてい>>続きを読む

  • ミズガメに最適な陸場選び

    ミズガメは基本的には水中生活を好みますが常に水中にいる種は限られており大半のミズガメは休んだり体を温めたりする陸場を必要とします。陸場はミズガメ>>続きを読む

  • PR

    カメのことを知ろう

  • カメの種類と棲息する環境
  • カメの体の仕組みと寿命
  • 日本に棲息するカメの仲間
  • カメの購入方法と選び方
  • 初心者が飼い易いカメと難しいカメ

    種類別カメの飼い方

  • ミドリガメの飼い方
  • ゼニガメの飼い方
  • ハコガメの飼い方
  • リクガメの飼い方 〜心構え

    リクガメ特集

  • リクガメ購入前に知っておきたいこと
  • リクガメが好む温度
  • 初心者に人気な飼いやすいリクガメ
  • リクガメ飼育の環境作り
  • リクガメ飼育に必要な道具
  • リクガメに必要な照明の種類
  • 種類によって変わる飼育環境
  • リクガメを購入後の注意点
  • リクガメの複数飼育 同居を考える
  • リクガメの健康維持と餌

    カメの病気と健康管理

  • カメの食欲がない
  • 目が腫れていつも眼を閉じている
  • 甲羅が以前より柔らかい

    よく読まれている記事

  • カメの体の仕組みと寿命

    カメの体の特徴といえばなんと言っても堅い甲羅に覆われた独特なスタイルでしょう。長い年月を経て様々な>>続きを読む


  • 日本に棲息するカメの仲間

    南西諸島は例外とし日本全国にはイシガメ、クサガメ、ミドリガメの3種類のカメが棲息しています。その中>>続きを読む


  • 初心者が飼い易いカメと難しいカメ

    カメには270種から300種ほどの種類が存在しますがその棲息環境は種類によっても様々です。棲息環境の>>続きを読む


  • 夏場と冬場のカメの世話

    温かい季節になりケージをベランダなどの日当たりの良い場所に置くとカメは喜んで日光浴をしますので温帯>>続きを読む


  • カメの生態と飼育に必要なもの

    日本でもまだまだ自然の多い地域ではペットショップに行かなくとも近所の沼や池でカメの姿を見ることがで>>続きを読む


  • カメのエサと与え方

    カメが元気にエサを食べる姿を見るのは飼い主として幸せな瞬間です。そんなカメがどのようなものを好んで>>続きを読む


  • ハコガメの飼い方

    ハコガメの仲間には浅瀬の水辺を好む種類と森林などに好んで棲息する種類がいますがまずは水辺を好むハコ>>続きを読む


  • ケージを置く環境と日常管理

    室内でカメを飼育する場合にはケージをどこに置くかもしっかり検討しなければなりません。部屋の作りやス>>続きを読む


  • 初心者に人気な飼いやすいリクガメ

    リクガメの中でも飼育の難しい種類のカメから初心者にも飼育しやすい丈夫な種類のカメまで様々なリクガメ>>続きを読む