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カメの種類と棲息する環境

   

カメの種類と棲息する環境

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カメの祖先地球上にカメが現れたのは約2億年前と言われており、長い年月をかけ進化してきたカメは現在では熱帯から温帯にかけて世界中に棲息し、270種~300種が存在すると言われています。

カメの種類は学術的な分け方と生活環境的分け方がありますがまずは学術的区分についてご紹介いたします。


学術的には爬虫類網カメ目に属しそこから潜頸亜目と曲頸亜目の二つのグループに分けられます。潜頸亜目や曲頸亜目と言われてもなんだかピンと来ませんがカメ特有の首を引っ込める動作の際にどのように首を甲羅にしまい込むかによって分けられているのです。

潜頸亜目のカメはよく知られているように首を縮めるタイプのカメで一見首が伸びたり縮んだりしているように見えますがこの種のカメは甲羅の中で首を縦に折り曲げているのです。カメの大半はこの潜頸亜目に属し200種以上いると言われています。

もう一つの曲頸亜目のカメは潜頸亜目とは違い首を横に折り曲げるように甲羅の中にしまい込むタイプです。曲頸亜目に属するカメはヨコクビカメ科とヘビクビカメ科の合わせて70種ほどで現在では南半球にしか生息しておらずどちらの種も水生傾向が強く、長い首をシュノーケルのように水上に出して呼吸し湖沼や河川などに棲息しています。

リクガメとミズガメ

この違いが学術的な分け方になりますが私たちがカメを飼育する上で知りたい種類の違いはやはり生態による分類でしょう。カメは生態の違いによって分けると大きく分けてリクガメとミズガメに分類されミズガメはさらに生活環境に占める水中依存度によって陸棲種、半水棲種、水棲種に分けることができます。

水棲種のカメ

すっぽん水棲種はほとんどの時間を水中で過ごすカメですっぽんの仲間やマタマタ、ウミガメなどがこの種に相当します。ウミガメを個人で飼育することはできませんがすっぽんの仲間などを飼育する際には熱帯魚などの飼育と同様にアクアリウムによる飼育スタイルが基本で陸場などは設置しなくてもよくなります。

半水棲種のカメ

クサガメ半水棲種はクサガメやミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)のように日光浴のためなどに時々陸に上がる種でミズガメの3分の2はこの半水棲種です。半水棲種のカメを飼育する際は日光浴ができるように陸場を設置するのでアクアテラリウムスタイルの飼育方法が一般的です。

陸棲種のカメ

セマルハコガメ陸棲種のカメはセマルハコガメやモエギハコガメのように森林やジャングルのような湿度の高い陸上で生活し時折水浴び程度に水たまりなどに入ることがあります。よってこの種の飼育スタイルは陸上部分を多めにしたアクアテラリウムや水浴び用に水を入れた容器を設置した湿度の高いテラリウムが基本です。

リクガメ

ギリシャハコガメリクガメは砂漠やサバンナ、森林などに棲息しており、水に入ることはほとんどありません。ヨツユビリクガメやギリシャリクガメのように砂漠やサバンナなど乾燥した場所に生息するカメやアカアシガメのように高温多湿の場所を好むカメなどがいます。

好みのカメを見つけてそのカメの生活環境に合わせた飼育設備を整えるのか、ある程度飼育スタイルを確立してからその環境にあったカメを選ぶのかカメを選ぶ方法は様々ですがカメの種類によって生活環境が違うことはしっかり理解しておきましょう。

高温多湿を好むカメを乾燥した環境で飼育したり、水中を好むカメにほとんど泳ぐ場所の無いようなテラリウムスタイルの飼育環境を用意してもそのカメが好む環境を維持することは難しくなります。最悪の場合環境の不備が病気の原因にもなりかねませんので飼育するカメの種類にあった飼育環境を整えてあげるようにしましょう。

カメの種類による棲息環境の違いがわかったところで次はカメの体の仕組みと寿命について見ていきましょう。

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